慢性疲労とは、極度の疲労感が長期間続く病気のことだ。
疲労は本来一時的のものであり、睡眠や休息を取ることで疲れを癒すことができる。
しかし、睡眠が不十分だったり、過度の体力的な負担や精神的なストレスなどがかかったりすると、疲れが翌日以降に持ち越されてしまう。
夜勤で寝られなかったり、日常業務の量が多かったりして、疲れが抜けず慢性疲労に悩んでいる看護師は実に多い。
慢性疲労を解消することにより、集中力が高まってパフォーマンスが向上したり、人との付き合いを楽しめて人間関係を良好にしたりなど、仕事や人間関係に様々な良い影響を与えられるようになるだろう。

慢性疲労を解消させるために大切なのは、できるだけストレスをためないように生活をするということだ。
人は過度のストレスを受けると、免疫担当細胞であるナチュラルキラーの働きが弱くなってしまう。
ストレスは免疫力を低下させるだけでなく、ホルモンバランスの乱れを引き起こし、疲労を感じやすくなる。
自分の心と体に向き合い、ストレスを溜めない生活を心がることが慢性疲労を取るために大切だ。

また、血流を改善することにより、多くの疲労症状を緩和させられることがわかっている。
血流を良くすることで疲労物質を取り除いたり、コリを解消したり、脳に栄養が行き渡って前向きになれたりという効果があるのだ。
血流の悪化の原因になりやすいものに、冷えやストレス、運動不足、睡眠不足、食事のバランスが悪いなどがある。
これらの悪い習慣を断ち切り、規則正しい生活をすることが、慢性疲労を解消するために必要な対策となるだろう。